「昆布の豆知識」カテゴリーの記事一覧
2015.02.03
節分の昆布だるま【日本の四季】
節分ですね。
明日は立春、寒い日が続きますが暦の上では春です。
気持ちが少し明るくなりますね。
さて、全国各地で節分祭が行われていますが、
皆さんは今年一年の無病息災をどちらでお参りをされているのでしょうか。
大阪のお隣、兵庫県尼崎市にある大覚寺では
節分の縁起物として「昆布(こぶ)だるま」があるそうです。
約6センチの小ぶりのだるまは薄い昆布の着物をまとい、紅白の水引で帯を締めています。
厄除けだるまとして、背中に名前などを記し、身代わりとして神棚にまつり、
一年の無病息災を祈ります。
皆さんにとって良い一年になりますように。
2015.01.29
手軽にもう一品【昆布の料理】
ごはんのおかず、
少し物足りない…という時に
手軽に出来るレシピをご紹介いたします。
お椀にとろろ昆布と梅肉、刻みねぎを少々
そこへお湯を注ぐだけで『とろろ昆布汁』の完成です。
*具材やお湯の量はお好みで調整くださいね。
昆布を使用しているので、粉末だしなども不要です。
インスタント感覚で、健康的なお汁を食べることが出来ます。
しかも、とろろ昆布には糖質や脂質の吸収を
抑える効果があるのでダイエットにも効果的です。
とろろ昆布は水分と共に召し上がってください。
それは、少しの量で満腹感が得られるからです。
ダイエット中の方、インスタント飯は控えたいけど…と思われている方、
是非一度お試しください。
2015.01.27
昆布と花粉症【昆布のニュース】
少しずつ暖かい雨が増えてきたように感じるこの頃、
春になるとやって来る「花粉症」の気配を同時に感じている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
実は昆布には抗アレルギー成分も多く含まれており、
花粉症にも効果的と言われています。
中でもガゴメ昆布に含まれる成分のフコイダンに、
アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの分泌を抑える効果があると言われています。
ただ、その成分は脂質のため、お出汁には溶け出しません。
抗アレルギー成分を身体にとりこむには、昆布を食べるようにしてください。
これで花粉の季節も乗り越えられる…かも?
2015.01.22
昆布の保存方法【昆布のニュース】
一年ほど寝かせた方が旨味成分が出て美味しくなります。
料亭さんによっては1年以上寝かせた昆布でしか
出汁をとらないお店もあるそうです。
寝かせる期間は、昆布の種類や採れた場所によりますが、
利尻昆布は寝かせれば寝かすほど美味しくなり、
羅臼昆布は2~3年目が最も美味しいといわれています。
昆布の保存方法としては…
昆布を利用しやすい大きさにカットし、
ガラス瓶やしっかり封ができる袋、プラスチック容器に入れ、
乾燥した場所で保管してください。
昆布は匂いを吸収するので、「しっかり蓋や封ができる」と言うことがポイントです。
金属製の容器ですと、昆布からの塩分で容器が錆び、
その匂いを吸ってしまう可能性がありますので控えてください。
長期で保存をされる場合は、封の出来る袋に入れ
空気を抜いて冷蔵庫や冷凍庫で保存も可能です。
ただ、冷蔵庫から出した時の温度差で結露ができ、
湿気てしまうので出したらすぐに使用するようにしてください。
美味しく昆布を利用して頂くために是非活用してくださいね。
2015.01.20
世界の昆布3【昆布の歴史】
今日は、『世界の昆布』 第3回目です。
アメリカ、中国とご紹介を致しましたが、その他の地域はどうでしょう。
ヨーロッパは、海藻を食材としてではなく、
化学薬品や工業用物資として開発、あるいは生活上の用具として利用してきた歴史があります。
17世紀後半からフランスではケルプ工業がおこりました。
ケルプとは大型褐藻類のことで、これを焼いた灰の意味にも使われます。
この灰を石けんやガラス製造のためのソーダなどの原料に用いるのがケルプ工業です。
17~18世紀にかけてフランス、ノルウェー、スコットランドでケルプ工業は全盛期を迎えます。
ケルプは他にも、包丁や紙切刃などの柄として茎の利用をされたり、
イギリスやフランス、ベルギーの沿岸地域では、
「ホカスコルニシュス」という海藻を椅子やベッドの詰物として利用したそうです。
南アメリカの沿岸の一部では、ケルプの大葉で水桶や水かめを作ることもあったようです。
食用のイメージが強い“昆布”ですが、様々な利用方法で
人々の生活を支えています。