昆布森地区【昆布の歴史】
3月29日はまりもの日です。
1952年のこの日に北海道阿寒湖のまりもが国の特別天然記念物に指定されたからだそうです。
さて、阿寒湖のある釧路市のお隣、釧路郡には昆布森地区という場所があります。
かつては昆布森村という村でしたが、統合された現在も地区として名前が残っています。
昆布森地区の沿岸約40キロのほとんどが昆布漁場で、地名のとおり「昆布の森」となっており、
水揚高も全体の約3分の1を占め、主に関西や関東方面へ出荷されています。
この地域で採れる昆布は「長昆布」が大半を占め、北海道の東海岸で採れる昆布です。
名前のとおり長いものは15メートルにもなる世界で最も長くなる種で、早く柔らかく煮えるのが
特長で昆布巻や佃煮・おでんなど煮物用の食用として最適です。
なかでも、昆布が成熟する前の6月までに採られた「棹前(さおまえ)昆布」は、身薄で柔らかく、
高級昆布として取り扱われています。
(昆布森漁業共同組合ホームページより)