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2011.10.03

堺伝統産業会館での実演は大盛況で多くの方にご賛同頂きました!イベント・催事

10月1日にオープンいたしました、堺伝統産業会館でのオープニングイベントでは、当店手すき昆布職人による実演を実施させていただきました。
堺の刃物を使い、極薄のおぼろ昆布を作る工程を、会館内で実施。昆布がなぜ北海道からくるのか、どうしてこんなに薄く削れるのかといった素朴な疑問を頂き、分かりやすく説明をさせていただきました。作りたてほやほやの手すきおぼろ昆布「扇翁」を味わって頂きました。

当日は多くのお客様にご覧いただき、おぼろ昆布は知っているけれども、実際に、目でみて、触って、食べて職人と話したりと、堺の手すき昆布という伝統産業について多くの方に知っていただく良い機会となりました。 ご来場いただいた皆さまから三田のおぼろ昆布にご称賛をいただき、これからの仕事に良い励みとなりました。ありがとうございました。

皆さん注目!初めて見るおぼろ昆布の工程に興味津津!

2011.09.27

42年前の貴重な文献に出会いました!「海藻の常食は放射能禍から守る」昆布のお勉強

平成23年、福島原発の放射能問題に揺れる日本。これからの社会が原子力に頼ることになるであろう事と、この原子力の副作用ともいうべき、放射性物質の恐ろしさを42年前(昭和44年)に十分に検証され、その予防対策の一環として、昆布を含む海藻類の常食が放射能禍から守るとした文献に出会いました。

コンブと放射能の章の一節に
”このような悲惨事(核兵器の実験や使用による人工の放射性物質による被害)は二度と繰り返されてはならないことはもちろんであるが、原子力の平和利用は今後ますます盛んになることはだれも予想し、希望することで、その結果生じた放射性の廃棄物の処理と被害の予防が大きな問題になってくる。”

とあり、放射性物質が一度大気中に放出されてしまうと、外部被ばくのみならず内部被ばくが非常に恐ろしい(文献内では強毒としている)
このとき42年後にまさか日本がこの苦難に直面するとは考えていなかったかもしれないが、万が一そうなった場合の予防として、海藻の常食を推奨していたことは、本当に注目すべき事です。

出版された倉木文左衛門氏の”出版にあたって”によると
”コンプや褐藻類を常食することによつて、高血圧が予防されるにけでなく放射能禍からも守つてくれるという、人類が当然蒙らなければならない文明病に対して、まことに神秘的な天恵の要素を含んでいるということであります。こうした要素を含んでいながら、案外これに携っておられる業者諸賢は、この薬用価値の裏付けについては等閑(なおざり)視されているのではないかと思われます。”とあります。

先人達の高い志と、昆布に対する熱い思いで当時の世に知らしめるべくこの文献を出版するに至った。その行動力に尊敬と感謝の念が湧きあがりました!
今思うことは、昆布業に携わり10年、まだまだ勉強すべきことがあります。こだわりを持った昆布売りで有ることを全うするため、もっとたくさんの人に昆布の良さを知っていただこう!と思いました。

参考文献:”昆布.海藻業界に捧ぐ” 海藻の常食は放射能禍から守る
発行昭和44年1月1日
発行人:大阪市西成区旭北通6~11
ラミナリヤ製薬研究所 倉木海草工場 倉木文左衛門

2011.09.26

10月1日オープン!堺伝統産業会館 手すき昆布体験講座同時開催!新店舗情報

本日9月26日は堺伝統産業会館のオープン準備で当店をぐら屋の商品を並べに行きました。
オープンは10月1日となっております。
当社の工場が堺市に有るので堺昆布加工小売業協同組合さんから出展させていただきます。

体験講座開催!「手すき昆布を自分で作ってみよう!」
10月1日は現代の名工手すき昆布職人[三田智則]による手すき昆布の体験講座を開催します!
10月1日14時~16時です。手すき昆布(とろろ昆布)の削り方をマンツーマンで指導を行い、御自身で作って頂く体験コーナーをご用意しております。
もちろん作った昆布は御持ち帰り頂けます。チャレンジしてみませんか!当日お申し込み順となります。対象者は小学生以上です。
ぜひお立ち寄りください。

店内の様子。隣には堺のお醤油屋さん、雨風さんの醤油が展示されてました!

以下堺観光ガイドより抜粋
堺刃物伝統産業会館をリニューアル、堺の伝統産業を一堂に集めた施設「堺伝統産業会館」が新たに10月1日(土)オープンします。
従来の刃物だけでなく線香、注染和晒、緞通、昆布、自転車、和菓子などの体験・学習・展示コーナーや、各業界の逸品、堺ゆかりの名産品を販売するショップ。さまざまな珍しい刃物やプロ用刃物を展示・販売する堺刃物ミュージアムがあり、プロの料理人の約9割が使用しているといわれる伝統の堺打刃をはじめ、堺のさまざまな伝統産業に触れることができます。

【会館の概要】
■オープン:平成23年10月1日(土)
■名称:堺伝統産業会館(旧堺刃物伝統産業会館)
■場所:堺市堺区材木町西1丁1-30
■アクセス:阪堺線「妙国寺前駅」下車、南海バス「花田口バス停」下車
■内容:
・1F/刃物、線香、注染和晒、緞通、昆布、自転車、鯉幟、和菓子の体験・学習・展示コーナー「匠の広場」
・1F/堺の逸品、名産品を販売するショップ「堺いち」
・2F/刃物工程見本や刃物種類見本、堺刃物、堺打刃物の展示「堺刃物ミュージアム」
■問合せ先(10月1日まで):
・堺市産業振興センター ℡072-255-3311/FAX072-255-5200
・ものづくり支援課     ℡072-228-7534/FAX072-228-8816

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