鯖寿司【昆布の料理】
葵祭は、毎年5月15日に行われる、京都の代表的な祭りです。
古来より京都では、京の町衆のご馳走といえば「鯖寿司」と言われるほど、祭りの日やハレの日の
食卓には鯖寿司が飾られておりました。
現在でも京の三大祭(葵祭・祇園祭・時代祭)などの日には、鯖寿司を食べる風習があります。
若狭湾で採れた鯖にふっておいた塩が、長くて険しい鯖街道を、人手で京都まで運んでくる間に
ちょうど良い加減になり、それを寿司にしたのが始まりです。
盆地 に住む京都人にとっては貴重なご馳走でした。
昆布はすし飯を炊くときに使用され、また鯖寿司の上に乗せられています。
昆布は、鯖寿司全体の味をまとめる大事な素材なのです。