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42年前の貴重な文献に出会いました!「海藻の常食は放射能禍から守る」昆布のお勉強

平成23年、福島原発の放射能問題に揺れる日本。これからの社会が原子力に頼ることになるであろう事と、この原子力の副作用ともいうべき、放射性物質の恐ろしさを42年前(昭和44年)に十分に検証され、その予防対策の一環として、昆布を含む海藻類の常食が放射能禍から守るとした文献に出会いました。

コンブと放射能の章の一節に
”このような悲惨事(核兵器の実験や使用による人工の放射性物質による被害)は二度と繰り返されてはならないことはもちろんであるが、原子力の平和利用は今後ますます盛んになることはだれも予想し、希望することで、その結果生じた放射性の廃棄物の処理と被害の予防が大きな問題になってくる。”

とあり、放射性物質が一度大気中に放出されてしまうと、外部被ばくのみならず内部被ばくが非常に恐ろしい(文献内では強毒としている)
このとき42年後にまさか日本がこの苦難に直面するとは考えていなかったかもしれないが、万が一そうなった場合の予防として、海藻の常食を推奨していたことは、本当に注目すべき事です。

出版された倉木文左衛門氏の”出版にあたって”によると
”コンプや褐藻類を常食することによつて、高血圧が予防されるにけでなく放射能禍からも守つてくれるという、人類が当然蒙らなければならない文明病に対して、まことに神秘的な天恵の要素を含んでいるということであります。こうした要素を含んでいながら、案外これに携っておられる業者諸賢は、この薬用価値の裏付けについては等閑(なおざり)視されているのではないかと思われます。”とあります。

先人達の高い志と、昆布に対する熱い思いで当時の世に知らしめるべくこの文献を出版するに至った。その行動力に尊敬と感謝の念が湧きあがりました!
今思うことは、昆布業に携わり10年、まだまだ勉強すべきことがあります。こだわりを持った昆布売りで有ることを全うするため、もっとたくさんの人に昆布の良さを知っていただこう!と思いました。

参考文献:”昆布.海藻業界に捧ぐ” 海藻の常食は放射能禍から守る
発行昭和44年1月1日
発行人:大阪市西成区旭北通6~11
ラミナリヤ製薬研究所 倉木海草工場 倉木文左衛門

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